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モーショントレースの始め方 (番外編1:wavを読まないリップモーション)

リップモーションは、口の開閉のタイミングさえずれなければ荒く作ってもそれほどひどいことにはならない、ような気がする。
けれど、wavファイルから音を拾うのがとてもめんどう。っていうか、そもそもwavってどうやって読むの?
という人間がやっている、限りなくwavファイルを読まないリップモーションの作り方。
ちなみに、この方法で出来上がるのはパクパクとよく動くモーションですので、情緒あふれる表情をつくりたい方にはおすすめいたしません…。

以前も書きましたが、リップモーションの作成には、MikuMikuVoiceFaceAndLipsを使います。
あと、元wavファイルが歌の場合はボーカルリデューサー も。
(なお、各ソフトの詳しい使い方については、マニュアル等をご参照ください…)

それでは、はじめます。

  1. 人声以外の音を抜く (オプション: 背景音がある場合のみ)

    ボーカルリデューサーを使って、ボーカルや台詞など聞き取りたい音声以外のサウンド(オケ音やBGMなど)を減退させます。

    ボーカルリデューサーを起動させ、
    • Souece: 元wavファイルを指定
    • Destination: 保存先ファイルを指定
    • リデュース設定: "有効にする" 及び "逆モード" をONにする
    上記の設定をしたら書き出します。
    パラメーターは基本いじる必要はありませんが、いじってもかまいません。

    140318_16.png

    この作業をすることで、どんな差が出るのか、MikuMikuVoiceにwavファイルを読み込んで、見比べてみましょう。
    140318_1.png

    はい、よくわかりませんね。
    でも、FO(Hz)部分を拡大してみると、こんなに違いがあります。
    140318_2.png

    FO(Hz)の波が細かくなっているのが、お分かりいただけるでしょうか?
    地味なことなんですが、これがMikuMikuVoiceにおいて音節を拾うのに以外と重要になります。

    試しに、上図の部分の音を拾って、音節を入れ込んでみましょう。
    140318_3.png

    ご覧のように、FO(Hz)の上がり下がりに、音節が対応している様が見て取れると思います。
    このように、背景音を減退させると音節の読み取りが圧倒的に楽になりますので、手間を惜しまずやっておくことをオススメします。

  2. MikuMikuVoiceで音を読み取る

    wavファイルの準備ができたら、MikuMikuVoiceにwavファイルを取り込み、音を拾っていきます。
    1. 画面の表示拡大

      ファイルが表示されたら、MikuMikuVoiceの画面の表示を拡大させます。
      140318_17.png
      拡大率は個人の好き好きですが、私は音波のタイムラインが0.25刻みになるくらいにしています。

    2. 音節を拾う

      ここから音を拾う作業に入るわけですが、注目するのはズバリ”音量”です。
      140318_18.png

      音量の波形には、FO(Hz)の波を一つ挟むように波が立ち上がる場所と平坦になる場所があります。
      その立ち上がりから平坦になったところまでが、だいたい一音節です。
      140318_7.png

      その箇所を拾ったら、直前・直後と併せて再生してタイミングを確認。ずれているようだったら選択位置を調整してください。
      タイミングが合ったら、その音節に音を入れて登録します。
      (MikuMikuVoiceの場合、入力文字から子音を起こしてくれるので、聞こえたままの音で入力して大丈夫です)
      140318_8.png

      あとは、最後までこの作業を繰り返すだけ。 ね、本当にwav読まないでしょう?

      希に、音節の終わりが平坦にならずに次の音がはじまったり、FO(Hz)の波が切れず連続(一体化)したままだったりすることもあります。
      ただ、その場合も、たいてい(高さは小さくとも)音量の波の立ち上がりはあるはずなので、その箇所を拾う→再生→調整 を繰り返せばだいたい拾えると思います。
      140318_9.png

      5分くらいの曲なら、慣れてくれば3時間もかからずにいけるんじゃないだろうか。
      なお、耳と目の双方を使うが故に結構集中力が必要なので、時間と心に余裕があるときに一気にやってしまうことをおすすめします。

  3. FaceAndLipsで調整をする

    MikuMikuVoiceで作ったvsqファイルには、開始位置が200フレームほどずれるというバグがあります。
    このバグ修正を含めた調整を、FaceAndLipsで行います。

    1. ファイルの読み込みと視野角の調整

      FaceAndLipsを立ち上げ、このリップモーションを使いたいモデルと音源及びvsqファイルを読み込みます。

      モデルを読み込んだ際、視野角調整も一緒にしておきましょう。
      視野角設定はデフォルト45ですが、人像モデルでしたら10-20の間くらいが目安でしょうか。
      140318_11_1.png

    2. 音節開始位置の調整

      読み込んだvsqファイルは、初音節の位置がずいぶん後ろにずれていると思います。
      (このファイルの場合は、音節の長さもおかしい)
      まず、これを修正しましょう。
      140318_11_2.png

      該当トラックの、表情アイテムを全選択(Ctrl+A)し、そのまままず200フレームほど手前に引っ張ります。
      大まかな位置調整が出来たら、音声を聞きながら開始位置を調整・決定しましょう。
      (個人的な感覚でいうと、だいたい-202フレームぐらいな印象)
      140318_12.png

    3. 開口率の調整

      開始位置の調整が終わったら、開口の大きさの調整に入ります。
      再生してもらえれば解ると思うんですが、MikuMikuVoiceから取って出しのモーションは、かなり大口仕様です。
      140318_13.png

      さすがにこのままだと、酸欠の金魚かよ!とつっこみを入れたくなるので、開口のボリュームを落とします。
      モデルにもよるのですが、最低でも60~70%くらいまでは落として良いと思います。
      あとは、モデルと相談しながら調整しましょう。
      140318_14.png

    以上で、最低限のリップモーションの出来上がりです。

    もしまだ余力があるようなら、表情アイテムをいじってみると、もう少し自然なモーションにできる、かもしれません。 (作り方が作り方なので、あまり過度な期待はしないように)
    ただし弄るのは、表情アイテムの高さの変更、ポイント追加、表情アイテムの分割だけに留めること。 つまり横幅だけは絶対に弄らないようにね! 約束だよ!!
    140318_15.png


今更な情報ですが、MMDの1フレームは1/30秒です。
以下、証明画像。
     
  • 0フレーム目
    140318_5.png
  •  
  • 15フレーム目
    140318_6.png
  •  
  • 30フレーム目
    140318_4.png
プロのアナウンサーの話す速度が、だいたい1分間に600字(音)、300~350語程度と聞いています。
つまり、1秒間で10字。ということは、10字で30フレーム。1字=3フレーム。
アナウンサーはそれほどは早口ではありませんが、数字を見せられると結構な速度に感じますね。
音源のないオリジナルリップモーションを作るときは、この数字を目安に作ってみるといいかもしれません。
モーションの試行錯誤の手間を考えると、自分で話したものを録音して、聞き起こす方が簡単なような気もしますがね…。

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Tag :  モーショントレースの始め方  Tips  MMD 

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